減損損失の測定(問題)
►問題
問1. 次の取引について必要な仕訳を示しなさい。
保有している備品(取得原価28.000千円、当期末減価償却累計額11.200千円)について減損の兆候がある。
そこで、この備品の当期末から残存耐用年数5年間における将来キャッシュ・フローを見積もったところ、毎期1.680千円のキャッシュ・フローを得ることができ、耐用年数到来時の処分価額は2.800千円であるとされた。
キャッシュ・フローの現在価値を計算するときに使用する割引率は10%で、期間5年、割引率10%の年金現価係数は3.7908、現価係数は0.6209とする。
なお、この備品について、現時点では時価14.000千円で売却できるが、売却には1.120千円の処分費用を要すると見込まれた。
なお、備品は直接法によって記帳されている。(使用価値の計算において、端数が生じた場合にはその計算の最終値を千円未満四捨五入すること。
問2. 問1.から一年経過した後の、この備品に関する貸借対照表を作成しなさい。なお、表示方法については原則的な方法によるものとし、減価償却方法は定額法とする。
►解答
問1. (借)減損損失 3.920 (貸)備品 3.920
問2. 貸借対照表(一部) (単位 : 千円)
有形固定資産
備品 24.080
減価償却累計額 13.216 10.864
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