買入償還1.
►買入償還
買入償還とは、満期をまたずに、自社が発行した社債をその市場から、随時、その時の相場(時価)で買入ることによる償還方法です。また、相場には、利息を含まない相場である裸相場と利息を含む相場である利付相場があります。
►会計処理
買入償還時の社債の額と買入額の差を社債償還益(特別利益)または社債償還損(特別損失)で処理します。
したがって、期中に買入償還があった場合には、買入償還日までの償却額を計上しなければなりません。
►例題
以下の取引の仕訳をしなさい。なお、決算日はいずれも年1回3月31日である。
1. A社は3年4月1日に、社債額面5.000.000円を@100円につき@97円で買入償還し、小切手を振り出して支払った。
この社債は1年4月1日に社債額面総額8.000.000円を@100円につき@95円、約定利率年4%、利払日年1回(3月末)、償還期限5年で発行したものであり、実行利子率を5.2%とする償却原価法(利息法)で処理している。なお、計算上円位未満の端数が生じる場合には、最終解答にあたって四捨五入すること。
2. B社は2年12月31日に、社債額面2.500.000円を@100円につき@96円で買入償還し、端数利息を含めて小切手を振り出して支払った。
この社債は1年4月1日に社債額面6.000.000円を@100円につき@94円、約定利率3%、利払日年1回(3月末)、償還期限5年で発行したものであり、償却原価法(定額法)で処理している。
►解答
1.
(借)社債 4.846.444 (貸)現金預金 4.850.000
社債償還損 3.556
2.
(借)社債利息 56.250 (貸)現金預金 2.456.250
社債 2.402.500 社債 22.500
社債利息 22.500 社債償還益 2.500