貸倒引当金の会計処理
期末に貸倒引当金の残額がある時は、取り崩さなければいけません。
この取崩額は当期繰入額と相殺して、繰入額の方が多い場合には、販売費または営業外費用に計上して、反対に、取崩額の方が多い場合には、原則で特別利益に計上します。
►損益計算書の表示
勘定科目 | 表示区分 |
| 貸倒引当金繰入 | 下記の図参照 |
| 貸倒引当金戻入 | 特別利益 |
| 貸倒損失 | 販売費及び一般管理費 |
| 過年度貸倒引当金繰入不足額 | 特別損失 |
| 償却債権取立益 | 特別利益 |
►貸倒引当金繰入の表示
設定対象 | 表示区分 |
| 営業債権(受取手形・売掛金など) | 販売費及び一般管理費 |
| 営業外債権(貸付金など) | 営業外費用 |
| 破産・更正債権などの不良債権 | 特別損失 |
►例題
次の取引を仕訳しなさい
問1.決算にあたり、売掛金残高5.000.000円に対して過去の貸倒実績率3%の貸倒引当金を設定する。ただし、貸倒引当金勘定の残高は120.000円であった。
問2.決算にあたり、売掛金残高2.000.000円に対して過去の貸倒実績率4%の貸倒引当金を設定する。ただし、貸倒引当金勘定の残高は100.000円であった。
問3.当期に発生した売掛金300.000円が貸倒れとなった。
問4.前期に発生した売掛金200.000円が貸倒れとなった。なお、貸倒引当金勘定の残高は160.000円である。
問5.前期に貸倒れとして処理した売掛金のうち20.000円が現金で回収された。
►解答
問1.(借)貸倒引当金繰入 30.000 (貸)貸倒引当金 30.000
問2.(借)貸倒引当金 20.000 (貸)貸倒引当金戻入 20.000
問3.(借)貸倒損失 300.000 (貸)売掛金 300.000
問4.(借)貸倒引当金 160.000 (貸)売掛金 200.000
過年度貸倒引当金繰入不足額 40.000
問5.(借)現金預金 20.000 (貸)償却債権取立益 20.000