貸倒懸念債権の貸倒見積高(キャッシュ・フロー見積法)
►キャッシュ・フロー見積法
キャッシュ・フロー見積法では、将来の回収見込額の現在価値を以下のように計算します。
将来の回収見込額の現在価値=1年目の回収見込額÷(1+当初の利子率)+2年目の回収見込額÷(1+当初の利子率)2+・・・・・n年目の回収見込額÷(1+当初の利子率)n
現価係数を利用する場合は、以下のように計算します。
将来の回収見込額の現在価値=1年目の回収見込額×1年目の現価係数+2年目の回収見込額×2年目の現価係数+・・・・・n年目の回収見込額×n年目の現価係数
►例題
当社は1年4月1日にA社に2.000.000円貸付けた。当初の約定利子率は5%(利払日は3月末の年1回)であり、貸付期間は6年である。3年3月31日A社の財政状態の悪化が判明し、A社に対する貸付金は貸倒懸念債権となった。そこで当社は、利子率を引き下げなければ貸付金を回収できないものと判断し、利子率を2%に引き下げた。よって、次の資料により当社が設定すべき貸倒引当金をキャッシュ・フロー見積法により算定しなさい。なお、当社の決算日は3月末の年1回である。
<資料>
1.今後4年間のキャッシュ・フロー
1年後 | 2年後 | 3年後 | 4年後 | |
元本 | _ | _ | _ | 2.000.000 |
利息 | 40.000 | 40.000 | 40.000 | 40.000 |
2.利子率5%の現価係数
1年後 | 2年後 | 3年後 | 4年後 |
0.952 | 0.907 | 0.864 | 0.823 |
►解答
212.160円